シッターがお世話をするうえで最も恐れていること
キャットシッター(猫専門ペットシッター)には、大切な命をお預かりする者としていくつか恐れていることがあります。
室内での事故、怪我などはその一つです。
猫ちゃんが遊んだりいたずらをして怪我をする可能性があるものはないか、常に気を配るよう心がけています。
しかし、他に最も恐れていることがあります。
脱走
それは脱走です。 シッターはお客様のご自宅を出入りするときが
一番緊張
します。
過去に外猫ちゃんだった子や脱走癖のある子は特に注意が必要です。
猫ちゃんは人間の視界の外(足元)を足音も立てずにするりと抜けていくことが可能で、気付かないうちに入れ違いで出ていってしまうことも…。
万が一にも脱走させてしまったなんてことがあっては取り返しがつきません
。
ですから、ドアは小さく開けて足元をかばんやファイルなどの持ち物でブロックしながら入ったり、夜間はペンライトで足元を照らしながら出入りするなど細心の注意を払うようにしています。
最初のお打ち合わせでも猫ちゃんに脱走歴はないか、予防策はあるかなどお客様に確認しています。
脱走防止ゲートを設置しよう
北海道の多くの物件では防寒の観点から玄関と廊下またはリビングを隔ててドアが設置されていることが多いですが、場合によってはないことも。
ドアがなく、脱走歴や脱走癖のある猫ちゃんが玄関に自由に出入りできてしまう場合は極力脱走防止ゲートの設置をお願いしています。
むしろシッターを依頼するかどうかにかかわらずmこのような脱走防止策を講じるのは猫を飼う上では必須なのではないかと思います。
色々なタイプがありますが、いくつかおすすめを紹介します!
PET SELECT (ペットセレクト) のぼれんニャン バリアフリー3
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・取り付け可能幅:約78.5~84.5cm(壁との隙間左右3.5cm含む)/ 本体と壁のすき間:左右に最大3.5cm ※設置幅により異なります。 ・
取り付け高さ:約182~245cm(突っ張りポール)/ フェンス高さ 170~190cm
・重さ:約4.5kg
このような突っ張りタイプのゲートは実際に設置されているお客様が多い印象です。
天井に突っ張って手軽に使用でき、賃貸物件でも原状回復が可能です。
横のポールが少ないため登りづらく、運動神経抜群な猫ちゃんでも名前の通り「のぼれんニャン…」と言ってしまいそうですね(笑)
難点としては、突っ張りが甘いとドアがズレてきてしまうこと。
倒れてきてしまうと危険なので、しっかりと突っ張りが効いているか時々確認する必要があります。
RAKU ペットゲート
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・取り付け可能幅:76-120cm(選択可能)
ベビーゲートとしても使用できるようですが、ハイタイプで猫ちゃんにも対応。 両側の壁に突っ張るタイプでこちらも穴あけ不要です。 二重でしっかりとロックが掛かるため、器用な猫ちゃんでも開けられません。 設置したい場所の幅により、
76~
120cmの間で
9種類もの豊富な選択肢から選べます。
このタイプの難点は、開ける時の動作(引く、押す、持ち上げる)が多いことと持ち上げる時にドアがちょっと重いこと。
頻繁に出入りする際や荷物を持っているときは少々億劫に感じるかもしれません。
sopoa CAT WALL
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・取り付け可能幅:75~245cm
・取り付け高さ:190cm(うち柵は148cm、残りは半透明パネル)
・重さ:11kg
もっと広い場所に設置したい!という方にはこちら。
当然穴あけなどの工事は不要。
245cmまでの幅に対応していて、ドアも幅広く出入りがラクラクです。
押し引きどちらにも対応で開放もできます
。
見た目もスタイリッシュで柵の上は半透明パネルになっていて、圧迫感なし。
お部屋の景観も損ねません。
個人的にはこれといった難点は感じられません。
広い空間にはぜひおすすめしたいゲートです。
脱走防止ゲートで飼い主さんも猫ちゃんも安心
このようなゲートがあれば猫ちゃんの
思わぬ脱走
の可能性をぐっと下げることができます。
実は、改正動物愛護管理法にも飼い主には「逸走(脱走)防止」が義務付けられているんです。
動物の所有者(飼い主)又は占有者は、その所有し、又は占有する動物の逸走を防止するために必要な措置を講ずるよう努めなければならない。 引用:動物の愛護及び管理に関する法律
交通事故、怪我、外猫との喧嘩、感染症のリスクなど外は危険がいっぱいです。 猫ちゃんは日頃からお家の中で飼うようにし、脱走を防いで愛猫ちゃんの安全を一緒に守っていきましょうね。
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